昨日10月23日は、タイで15日から始まった菜食週間(キンジェー)の最終日。
太陰暦の9月1日から9日間に渡って毎年行われるタイの「菜食週間(キンジェー)」。
古くは中国の風習だったが、今ではすっかりとタイの風物詩だ。
身体の中に蓄積された「毒素」のデトックスが目的の菜食療法で、
この期間は多くの飲食店で、肉、魚、卵、牛乳、ニンニクなどの
香味野菜といった食材の提供が控えられる。アルコールも同様だ。
菜食を続ける理由は人によって様々だが、身体の調子を整えること以外に
太陰暦の9月1日から9日間に渡って毎年行われるタイの「菜食週間(キンジェー)」。
古くは中国の風習だったが、今ではすっかりとタイの風物詩だ。
身体の中に蓄積された「毒素」のデトックスが目的の菜食療法で、
この期間は多くの飲食店で、肉、魚、卵、牛乳、ニンニクなどの
香味野菜といった食材の提供が控えられる。アルコールも同様だ。
菜食を続ける理由は人によって様々だが、身体の調子を整えること以外に
地球環境に配慮しているからという人もいるだろう。
1kgの食肉を得るために必要な穀物飼料の量をご存知だろうか。
1kgの食肉を得るために必要な穀物飼料の量をご存知だろうか。
農林水産省の試算によると、
牛肉 11kg
豚肉 7kg
鶏肉 4kg
鶏卵 3kg
つまり、単純にこの分の穀物を人が食べれば
より多くの人々に食料がいきわたることになる。
今年2012年8月27日から31日にかけてストックホルムで開催された
World Water Week (世界水週間会議)で発表されたリポートでは、
「2050年に今より20億人も多くの人々が西洋風の食生活をできるだけの資源は無いだろう。」
つまり菜食にならざるをえなくなると報告している。
また、食肉の生産には大量の水を必要とする。
上記リンクの内容から引用すると、
”1kgの牛肉を精肉店の陳列台の上で目にするのに、
それまでの工程で約16,000ℓの水が使われている。”
今、世界の食糧事情が危機的状況にあるからか、年々タイの菜食人口は増加しているらしい。
”1kgの牛肉を精肉店の陳列台の上で目にするのに、
それまでの工程で約16,000ℓの水が使われている。”
今、世界の食糧事情が危機的状況にあるからか、年々タイの菜食人口は増加しているらしい。